京都大学2026年理系数学第6問・文系数学第5問(解答・解説)
すべての場合はn×(n−1)×(n−2)/(3×2×1)=n(n−1)(n−2)/6(=Nとします)通りあります。 ←組合せですね。
一番大きな番号Xがk(3以上n以下の整数)となるのは、番号kの札1枚と番号1から(k−1)までの札のうちの2枚を取り出す場合だから、(kー1)×(k−2)/(2×1)=(kー1)(k−2)/2通りあります。 ←わかりにくければ、具体的なkの値で考えてみるとよいでしょう。
Xの期待値(平均値)は
{3×(3−1)×(3−2)/2+4×(4−1)×(4−2)/2+5×(5−1)×(5−2)/2+・・・+n×(n−1)×(n−2)/2}×1/N
={3×2×1+4×3×2+5×4×3+・・・+n×(n−1)×(n−2)}×1/(N×2) ←分配法則の逆を利用しました。
{ }の中の計算が小学生には若干難しいですが、今から20年以上前に洛星中学校で同じような計算(洛星中学校2005年後期算数2第1問)が誘導付きで問われています。
洛星中の問題と同様の処理を行います。
3×2×1=(4×3×2×1−3×2×1×0)×1/4
4×3×2=(5×4×3×2−4×3×2×1)×1/4
5×4×3=(6×5×4×3−5×4×3×2)×1/4
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n×(n−1)×(n−2)=((n+1)×n×(n−1)×(n−2)−n×(n−1)×(n−2)×(n−3))×1/4
これらの式を足すと、
3×2×1+4×3×2+5×4×3+・・・+n×(n−1)×(n−2)=(n+1)×n×(n−1)×(n−2)×1/4
となり、結局、Xの期待値は3×(n+1)/4となります。 ←(n+1)×n×(n−1)×(n−2)×1/4を{n(n−1)(n−2)/6}×2で割るだけの単純計算ですが、小学生には若干難しいかもしれません。ただ、(n+1)×n×(n−1)×(n−2)×1/4:{n(n−1)(n−2)/6}×2=(n+1)/4:1/3=3×(n+1):4として、比の値を求めればいいだけの話です。