南山中学校女子部2006年算数第13問(解答・解説)


問題文に「コンパスの針は1回だけしかさせません」という条件を付加すれば、近年南女で出されるやや難しいレベルの作図問題になるでしょう。
円周を12等分することになりますが、円の点対称性と正三角形(正六角形)を利用することによりコンパスの使用回数を減らすことができます。
南山中学校女子部2006年算数第13問(解答・解説)の図

まず、もとの円周上の1点Aを中心とし、もとの円と半径が同じ円をかき、2つの円が交わった点をそれぞれB、Cとします。
次に、もとの円の直径で、点A、B、Cを通るものと先ほどかいた円の直径で、点B、Cを通るものをそれぞれかきます。その際、2点A、Bを通るものを円外に十分延長しておきます。直径の端点のうち必要なものを図のようにD、E、F、Gとします。
次に、もとの円の中心と2点D、Eをそれぞれ通る直線を引きます。
次に、2点F、Gを通る直線を引き、2点A、Bを通る直線と交わった点をHとします。
次に、もとの円の中心と点Hを通る直線を引きます。
最後に、もとの円周上にできた12個の点を隣同士直線で結びます。



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