灘中学校2026年算数2日目第3問(解答・解説)


東大の問題(東京大学2000年前期理科数学第5問)をアレンジした問題でしょうね。
(1)
2数の和が3になるのは、0−3、1−2の2ペアになります。
この2つのペアのうち少なくとも1つのペアを使う必要があります。
千の位の数が何になるかで場合分けして解きます。 ←誘導がこのことを示唆していますね。
各場合を考える際にダブりが生じやすいので、うまく処理する必要があります。
あえてダブらせた後ダブったものを引いて調整する解法でも解けますが、ここでは、ダブりを避ける場合分けの解法で解きます。
千の位が1のものについて考えます。
1のパートナーの2が含まれる場合と含まれない場合に分けて考えます。
2が含まれる場合、1と2以外の8個の数から2つの数を選び、千の位以外の位の並べ替えを考えればよいから、
  (8×7)/(2×1)×(3×2×1)
 =168個
あります。
2が含まれない場合、0と3の2数が含まれることになり、0、1、2、3以外の6個の数から1つの数を選び、千の位以外の位の並べ替えを考えればよいから、
  6×(3×2×1)
 =36個
あります。
結局、千の位が1のものは168+36=204個あります。
千の位が2、3のものも同様に204個あります。 ←ペアに現れる数(ただし、最高位に使えない0は除きます)とペアに現れない数はそれぞれ条件的に同じですね。〜条件の対等性を利用して作業を減らす!
千の位が4のものについて考えます。
2ペアを含む場合は、ありませんね。
1−2のペアだけを含む場合は、残りの数として1、2、4以外の7個の数から1個選び、千の位以外の位の並べ替えを考えればよいから、7×(3×2×1)=42個あります。
0−3のペアだけを含む場合も同様に42通りあります。 条件の対等性を利用して作業を減らす!
結局、千の位が4のものは42+42=84個あります。
因みに、この場合は2ペアを含む場合がなく、ダブりに注意する必要はないので、どのペアを選ぶかで2通り、残りの1つの数の選び方で7通り、並べ替えで3×2×1=6通りあるから、2×7×6=84個というようにすることができます。
千の位が5、6、7、8、9の場合も同様に84個あります。 条件の対等性を利用して作業を減らす!
したがって、Nの値は
  204×3+84×6
 =1116
となります。
(2)
2数の和が11になるのは、2−9、3−8、4−7、5−6の4ペアになります。
この4つのペアのうち少なくとも1つのペアを使う必要があります。
千の位の数が何になるかで場合分けして解きます。 ←(1)と同様の方針で解きます。
千の位が1のものについて考えます。 ←(1)における千の位が4のものと同様に考えられます。千の位がペアとなりうる数かどうかがポイントですからね。
2ペアを含む場合は、ありませんね。
どのペアを選ぶかで4通りあり、残りの1つの数の選び方で7通り、並べ替えで3×2×1=6通りあるから、4×7×6=168個あります。
千の位が2のものについて考えます。 ←(1)における千の位が1のものと同様に考えられます。
2のパートナーの9が含まれる場合と含まれない場合に分けて考えます。
9が含まれる場合、2と9以外の8個の数から2つの数を選び、千の位以外の位の並べ替えを考えればよいから、
  (8×7)/(2×1)×(3×2×1)
 =168個
あります。
9が含まれない場合、2−9以外のペアから1つのペアを選び、2と9と選んだペアの2数以外の6個の数から1つの数を選び、千の位以外の位の並べ替えを考えればよいから、
  3×6×(3×2×1)
 =108個
あります。
結局、千の位が2のものは168+108=276個あります。
千の位が3、4、5、6、7、8、9のものも同様に276個あります。 ←ペアに現れる数とペアに現れない数はそれぞれ条件的に同じですね。〜条件の対等性を利用して作業を減らす!
したがって、条件を満たす数は全部で
  168+276×8
 =2376個
あります。



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