灘中学校2022年1日目第10問(解答・解説)


一辺の長さが等しい正十二角形1個と正三角形12個の面積をくらべるために、正十二角形の各辺のところに正三角形を配置します。
また、正多角形の問題だから、正多角形の各頂点と中心を結びます。
灘中学校2022年算数1日目第10問(解答・解説)の図

求める差@は、図の黄色の四角形の面積12個分となります。
角度を求め(省略)、線対称の軸を引くと、黄色の四角形の面積は1×1×1/2=1/2cm2となることがすぐにわかります。
したがって、@の答えは1/2×12=6となります。
さらに、正六角形の6分割のイメージを利用して、図のように補助線を引きます。
水色の三角形2個を合わせると、黄色の四角形となり、斜線部分の面積は、「一辺の長さが1cmの正三角形12個と黄色の四角形12−3=9個分の面積」の半分、つまり、一辺の長さが1cmの正三角形6個と黄色の四角形9/2個分の面積となり、求める差Aは黄色の四角形の面積9/2個分となります。
したがって、Aの答えは1/2×9/2=9/4となります。



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