灘中学校2021年算数1日目第11問(解答・解説)


三角錐の表面積は
  16+18+20+24
 =78cm2
となり、各面の面積の比は
  16:18:20:24
 =8:9:10:12
となります。
空気の部分の三角錐に着目します。
4つの置き方により、空気の部分の三角錐(容器の三角錐と相似で、常に合同です)が各頂点に移動していきます。
空気の部分の三角錐の各面の面積比は8:9:10:12=[8]:[9]:[10]:[12]となり、4面のうち3面が水にぬれない部分になります。
水にぬれる部分が最大となる、つまり、水にぬれない部分が最小となるのは、3面の面積の合計が
  [8]+[9]+[10]
 =[27]
のときで、これが
  78−60
 =18cm2
に相当します。
また、水にぬれる部分が最小となる、つまり、水にぬれない部分が最大となるのは、3面の面積の合計が
  [9]+[10]+[12]
 =[31]
のときとなるから、求める面積は
  78−18×31/27
 =172/3cm2
となります。



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