灘中学校2018年算数1日目第4問(解答・解説)


一般に、□で割ると〇余る数と□で割ると△余る数の積を□で割った余りは〇×△を□で割った余りと等しくなります。 ←面積図を思い浮かべればすぐにわかることです。
3は4で割ると3余り、3×3=9は4で割ると1余る数だから、1に3を奇数個かけると4で割ると3余る数になりますが、3を偶数個かけると4で割ると1余る数になります。
したがって、6561の約数のうち4で割ると1余る数は、1に3を0個、2個、4個、6個、8個をかけあわせた数で、全部で5個あります。
30を素因数分解すると2×3×5となります。
偶数は4で割ると1余る数とはなりえないので、奇数の約数のみを考えればいいですね。 ←30というのははったりで、15を8個かけてできる数を考えればいいわけです。
5は4で割ると1余る数だから、5を何個かけても4で割った余りは変わらないから、3を何個か(0個を含みます)かけて4で割ると1余る数となるようにしなければならず、これは前半の問題から3を偶数(0も含みます)個かけあわせた5通りが考えられます。
そのそれぞれに対して、5を0個〜8個かけあわせればよいので、条件を満たすものは全部で5×9=45個あります。



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