灘中学校2005年算数1日目第6問(解答・解説)


異なる3つの整数をA、B、C(A<B<C)とします。
  A×B×C=A+B+C+4
       =(A+2)+(B+1)+C+1
       <C×3+1 ←BはCより1以上小さく、AはBより1以上小さい(AはCより2以上小さい)からです。上限チェック!
A×Bが4以上の場合、Cが1未満となってしまうので、A×B=3以下となります。
AとBは整数で、A<Bだから、次の2つの場合が考えられます。
 (あ)A=1、B=3の場合
 (い)A=1、B=2の場合
(あ)の場合
  1×3×C=1+3+C+4
  C×2=8
  C=4 ←これが@の場合ですね。
この場合の3つの数の積は1×3×4=12となります。
(い)の場合
  1×2×C=1+2+C+4
  C=7 ←これがAの場合ですね。
この場合の3つの数の積は1×2×7=14となります。
なお、基本的に積が和より大きくなることに注目して、A=1の場合から調べて行ってもいいでしょう。
なお、「1以上の3つの整数があり、この3つの整数の積がこの3つの整数の和と等しくなるとき、この3つの整数の組を求めなさい」という問題も上の解法と同様にして解くことができます(答えは1、2、3となります)。



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