灘中学校2003年算数2日目第3問(解答・解説)


点の移動の仕方が複雑なので、まずしっかりと確認しましょう。
移動の仕方を書き込んだものが次の図です。
灘中学校2003年算数2日目第3問(解答・解説)の図1

Pは1辺を6÷2=3秒で進み、1周(6辺分の距離)するのに、3×6=18秒かかります。
Pは18秒間ではじめの状態に戻り、以後同様の繰り返しになりますね。
Qは1辺を6÷3=2秒で進み、1周(6辺分の距離)するのに、2×6=12秒かかります。
Qは12秒間ではじめの状態に戻り、以後同様の繰り返しになりますね。
P、Qは36(18と12の最小公倍数)秒間で、はじめの状態に戻るので、36秒間だけ調べればいいですね。
P、Qが出会う可能性がある辺は、P、Qの共通の通り道である辺AEと辺CGだけなので、この2つの辺にくる場合だけを調べればいいですね。
書き出して調べます。
   
AE GC CG EA
0〜3 9〜12 4〜6 10〜12
18〜21 27〜30 16〜18 22〜24
36   28〜30 34〜36

辺の重なりと時間の重なりを調べる(チェックする場合の少ない、Pに注目して調べるといいでしょう)と、上のピンク色の部分と水色の部分で出会うことがわかります。36秒間で2回出会うことがわかります。2回目は明らかに36秒後ですね。
(1)
出会う可能性があるのは、28秒から30秒の間ですね。
まず28秒後のPとQの位置を確認しましょう。
QはCにいますね。
PはGから2×1=2cm進んだところにいます。
これを図にすると、右図のようになります。
あとは、旅人算(出会い)で処理できますね。
P、Qがはじめて出会うのは
  28+4÷(2+3)
 =28.8秒後
となります。

(2)
P、Qは、1周期(36秒間)に2回出会うので、5回目に出会うのは、3周期目の1回目の出会いになりますね。
したがって、P、Qが5回目に出会うのは
  36×2+28.8
 =100.8秒後
となります。

(別解)
P、Qが同じ道を通ると考えて、次のような進行グラフをかいて解くこともできます(PがA→E→H→G→C→B→Aの順に進み、Qが逆順に進むと考えて、AE、CG上で出会う場合を考えます)。ただし、進行グラフをある程度正確にかけなければ間違う可能性があります。
灘中学校2003年算数2日目第3問(解答・解説)の図2

(1)
三角形ABCと三角形ADEのちょうちょ相似(相似比は、BC:DE=(36−18):(36−24)=3:2)に注目すると、
  BA:DA=3:2
とわかりますね。
次に、三角形BFAと三角形BCDのピラミッド相似(相似比は、BA:BD=3:(3+2)=3:5)に注目すると、
  BF:BC=B:D
とわかります。
Dが36−18=18秒に相当するから、P、Qがはじめて出会うのは
  18+18×B/D
 =18+10.8
 =28.8秒後
となります。
(2)は、最初の解法と同じですね。



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