灘中学校2002年算数1日目第3問(解答・解説)


まず、桁数で大雑把に見当をつけることが大切です。
  10×10×10×10×10
 =100000
 <2441880
  20×20×20×20×20
 =100000×32
 =3200000
 >2441880
だから、連続する5個の整数は10台後半から20台前半までの整数だと予想できますね。
2441880を素因数分解します。
その際、連続する5個の整数の中には、3の倍数が少なくとも1個、偶数が少なくとも2個(そのうちの1個は4の倍数)、5の倍数が1個だけ含まれることを利用したり、倍数判定法を利用したり、上の予想を利用(10台後半の素数で割れるのではないかと試します)したりして、すばやく行います。
 2×5)2441880 ←一の位の数が0だから、10で割り切れますね。
 2×2) 244188 ←下2桁が4の倍数なので、4で割り切れますね。
 3×3)  61047 ←各位の数の和が9の倍数だから、9で割り切れますね。
   3)   6783 ←各位の数の和が3の倍数だから、3で割り切れますね。
   7)   2261 ←2、3、5の次に小さい素数で割れるか試しました。
  17)    323 ←予想を利用しました。
          19
17と19があるから、18(2×3×3)もあるはずですね。
残った2、2、3、5、7を組み合わせて、16、15、20、21が作れないかを考えると、16が不可能なので、20(2×2×5)、21(3×7)を作るしかないとすぐにわかりますね。
連続する5個の整数は17、18、19、20、21となるから、最小のものは17となります。



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