ラ・サール中学校2006年算数第5問(解答・解説)


(1)
台形(平行四辺形、三角形なども含みます)の高さ一定⇒「上底+下底」(「中底」も含みます)の比を利用するだけです。
三角形PCD(底辺は「中底」PQと考えます)と台形ABCDは高さが一定で、
  PQ:(AD+BC)
 =三角形PCDの面積:台形ABCDの面積
 =5:9
だから、
  PQ
 =(AD+BC)×5/9
 =(6+9)×5/9
 =25/3cm
となります。
(参考)平行線と面積比〜「上底+下底」(「中底」もふくみます)の比
 ラ・サール中学校06年第5問(解説)の図
面積比は
  (0+a):(b+c):(d+d):(e+e):f
 =a:(b+c):(d×2):(e×2):f
となります。
三角形は上底0の台形と考えることができることと長方形や平行四辺形は台形の一種であることから、面積比が上のようになることはすぐにわかりますね。
「中底」については、等積変形すれば、面積比が上のようになることがわかります。
(2)
変化量に注目して解きます。
   A    →    P      →   B
 AD(6cm) → PQ(25/3cm) → BC(9cm)
       7/3cm        2/3cm
だから、
  AP:PB
 =7/3:2/3
 =7:2
となります。



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