京都女子中学校2025年A算数第5問(解答・解説)


(1)
0が一の位から連続して並ぶ個数は、商を整数の範囲で考えたときに10(2×5)で割り切れる回数になります。
2で割り切れる回数よりも5で割り切れる回数のほうが明らかに少ないので、5で割り切れる回数を考えればいいですね。
そこで、5の倍数、5×5=25の倍数、・・・をチェックしていくことになります。
 1から20までの5の倍数の個数は20/5=4個
 1から20までの25の倍数の個数はあきらかに0個
したがって、答えは4個となります。
実際には、[〇]を〇を超えない最大の整数を表す(ガウス記号)として、[20/5](+[20/25])=4個とするだけです。
(2)
6(2×3)で割り切れる回数を求める問題ですが、2で割り切れる回数よりも3で割り切れる回数のほうが明らかに少ないので、3で割り切れる回数を考えればいいですね。
そこで、3の倍数、3×3=9の倍数、3×3×3=27の倍数、・・・をチェックしていくことになります。
 1から20までの3の倍数の個数は[20/3]=6個
 1から20までの9の倍数の個数は[20/9]=2個
 1から20までの27の倍数の個数はあきらかに0個
答えは6+2=8回となります。
実際には、[〇]を〇を超えない最大の整数を表す(ガウス記号)として、[20/3]+[20/9](+[20/27])=6+2=8回とするだけです。
京都大学でも同じような問題(京都大学2009年理系甲数学第5問・文系数学第5問)が出されているので、ぜひチャレンジしてみましょう。



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