四天王寺高等学校2025年数学第4問(解答・解説)


(1)
3枚のカードの数字の和が12となるものを書き出します。
その際、小さい順に書き出します。
 1−2−9
  ー3−8
  ー4−7
  ー5−6
 2−3−7
  ー4−6
 3−4−5
全部で7通りあります。
3枚のカードの数字の積が24となるものを書き出します。
その際、24が3の倍数であるが9の倍数ではないことに着目すると、3か6のどちらか一方だけを使わなければいけないことに着目します。
3を使う場合と6を使う場合に分けた後は、小さい順に書き出します。
 3−1−8
  −2−4
 6−1−4
全部で3通りあります。
(2)
120は5の倍数ではあるが25の倍数でないから、5か10のどちらか一方だけを使わないといけませんね。
また、120は3の倍数であるが9の倍数ではないから、3か6のどちらか一方だけを使わないといけませんね。
そこで、5の倍数と3の倍数のどの組合せを使うかで場合分けして考えます。
(あ)5と3を使う場合
残りの数字の積(1枚の場合も含みます)が120/(5×3)=8だから、8、1−8、2−4、1−2−4の4通りあります。 ←5と3以外の数字については、枚数で場合分けして、小さい順に書き出しました(以下同様)。
(い)5と6を使う場合
残りの数字の積(1枚の場合も含みます)が120/(5×6)=4だから、4、1−4の2通りあります。
(う)10と3を使う場合
残りの数字の積(1枚の場合も含みます)が120/(10×3)=4だから、(い)同様、2通りあります。 条件の対等性を利用して作業を減らす!
(え)10と6を使う場合
残りの数字の積(1枚の場合も含みます)が120/(10×6)=2だから、2、1−2の2通りあります。
(あ)〜(え)より、全部で10通りあります。
(3)
1から10までの整数の和は55だから、選ばない数字の和(1枚の場合も含みます)が10となるものが何通りあるか考えればいいですね。
 1枚・・・10
 2枚・・・1−9、2−8、3−7、4−6
 3枚・・・1−2−7、1−3−6、1−4−5、2−3−5
 4枚・・・1−2−3−4
全部で10通りあります。



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