慶應義塾志木高等学校2021年数学第2問(解答・解説)
(1)
鉛筆の本数、黒の鉛筆の本数、黒のボールペンの本数をそれぞれ<6>、D、[8]本とすると、
D+[8]=<6>
B+[7]=<5>
となります。
差を考えると、
A+[1]=<1>
となり、これを5倍したものを考えると、
I+[5]=<5>
となります。
この式と2番目の式の違い(差)を考えると、F=[2]となります。
したがって、求める比は
D:[8]
=D(F×[8]/[2])
=5:28
となります。
なお、次のように比例式を用いて解いてもよいでしょう。
(D+[8]):(B+[7])=6:5
(B+[7])×6=(D+[8])×5
B×6+[7]×6=D×5+[8]×5
[2]=F(以下略)
(2)
鉛筆の本数は400×6/5=480本より多く、450×6/5=540本より少なくなります。
また、鉛筆とボールペンの本数の比が6:5だから、鉛筆の本数は6の倍数となり、さらに、(1)の結果から、鉛筆の本数は5+28=33の倍数となり、結局、鉛筆の本数は66(6と33の最小公倍数)の倍数となります。
480より大きく、540より小さい66の倍数は528だけだから、答えは528本となります。