東海高等学校2021年数学第1問(2)(解答・解説)
7人の点数の中央値が6点だから、点数を小さい順に並べると、
A B C 6 D E F(A〜Fのところには各人の点数が入ります。)
となります。
最頻値が1つのみで7点であることから、7点は2人か3人となります。
7点が3人(D=E=F=7)とすると、得点の範囲が7点であることから、少なくとも1人が0点となり、A=0となりますが、A+B+Cが5×3未満となり、平均値が6となることはありえません。
したがって、7点は2人(D=E=7)となり、7点以外の点数の人はすべて1人となります。
ここで、平均値についてさらに分析します。
D、E、Fによる「貯金」は、(7−6)×2+(10−6)=6点以下となり(上限チェック)、A、B、Cによる「借金」は、(6−5)+(6−4)+(6−3)=6点以上となる(下限チェック)ので、平均値が6点となるためには、F=10、A=3、B=4、C=5しかありえません。
このとき、すべての条件を満たしていますね。
したがって、7人の得点を左から小さい順に書き並べると、3、4、5、6、7、7、10となります。