甲南中学校2021年2期算数第4問(解答・解説)

(1)@
額面の小さいものをできるだけ多くすればいいですね。
10円玉が2枚、50円玉が6枚、100円玉が2枚、500円玉が0枚となります。
A
10円玉が0枚というのは明らかですね。
500円玉が0枚の場合、9枚で1050円を支払うことができないことは明らかで、また、500円玉が2枚の場合、1050−500×2=50円を9−2=7枚で支払うことができないことも明らかだから、500円玉は1枚使うことになります。
1050−500=550円を100円玉と50円玉を合わせて9−1=8枚使って支払うことになります。
つるかめ算を解くと、100円玉は(550−50×8)/(100−50)=3枚となり、50円玉は8−3=5枚となります。
(2)
両替できるもの(500円玉1枚と100円玉5枚、100円玉1枚と50円玉2枚)については、すべて50円玉に両替して考えます。 ←例えば、50円玉2枚と100円玉4枚の支払額と500円玉1枚の支払額は同じですが、そういったダブりを防ぐためです。
結局、50円玉5×2×2+2×5+6=36枚と10円玉3枚で支払うことができる金額を考えればいいですね。
50円玉の使用枚数が0枚〜36枚の37通りあり、そのそれぞれに対して10円玉の使用枚数が0枚〜4枚あり、50円玉と10円玉の両方が0枚というのは条件を満たさないから、支払うことができる金額は
  37×4−1
 =147通り
となります。
(別解)
とりあえず0円も含めて考えます。
10円玉が0枚のとき、0円から500×2+100×5+50×6=1800円まで50で割り切れる金額はすべて支払うことができます。
全部で、1800/50+1=37通りあります。
10円玉が1枚、2枚、3枚のときも、同様にそれぞれ37通りあります。 条件の対等性を利用して作業を減らす!
0円も含めると37×4=148通りあるから、答えは148−1=147通りとなります。

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