甲陽学院中学校2023年算数2日目第6問(解答・解説)


時間の条件が多いので、問題文をダイヤグラムで整理します。
甲陽学院中学校2023年算数2日目第6問(解答・解説)の図

流水算の出会い、追いつきにおける流速の消去の公式を使います。
 Aの静水時の速さ+Bの静水時の速さ=Aの上りの速さ+Bの下りの速さ=Aの下りの速さ+Bの上りの速さ
 Aの静水時の速さ−Bの静水時の速さ=Aの上りの速さ−Bの上りの速さ=Aの下りの速さ−Bの下りの速さ(AのほうがBより速い場合)

この公式が成り立つことは、A、Bの静水時の速さ、流速をそれぞれ〇、□、△とすればすぐに確認できますね。
(1)
 時間の比 B上り:A下り=(10時40分ー10時):(11時12分ー10時40分)=40分:32分=5:4=D:C
だから、Aが72分で下る距離(PQ間の距離)をBは72×D/C=90分=1時間30分で上ることになります。
したがって、船BがPに着いたのは11時30分となります。
(3)
(2)を経由しなくてもメインの(3)が簡単に解けるので、(3)を先に解きます。
最初に説明した公式を利用して解きます。
 時間の比 PQの部分:☆の部分(10時40分ー10時):(12時3分ー11時30分)=40:33
  ||←速さ一定(A静水+B静水=A下+B上=A上+B下)
 距離の比 PQの部分:☆の部分=[40]:[33]
[40]−[33]=[7]が2940mに相当するから、PQ間の距離([40])は
  2940×[40]/[7]
 =16800m
となります。
(2)
比の積・商を利用して解きます。
 距離の比 A上:A下=[7]:[40]=7:40
 時間の比 A上:A下=(11時30分ー11時12分):(11時12分ー10時)=1:4
だから、
 速さの比 A上:A下=7/1:40/4=7:10=<7>:<10>
となります。
また、
 時間の比 A静水+B静水:A下=40分:72分=5:9
  ↓逆比←距離一定(PQ間の距離)
 速さの比 A静水+B静水:A下=9:5=<18>:<10>
で、A静水+B静水=A上+B下だから、B下は<18>−<7>=<11>となります。
したがって、船Aが川を上る速さと船Bが川を下る速さの比は7:11となります。



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