フェリス女学院中学校2023年算数第1問(4)(解答・解説)


(前半について)
条件を満たすのは、3回のうち少なくとも1回偶数の目が出る場合ですね。
すべての場合が6×6×6=216通りあり、このうち3回とも奇数の場合が3×3×3=27通りあるから、求める目の出方は216−27=189通りあります(余事象の利用)。
(後半について)
サイコロの目に8の倍数はないから、条件を満たすためには、奇数の目が出るのは1回以下となります。
そこで、奇数の目が出た回数で場合分けして求めます。
(あ)奇数の目が0回の場合
偶数の目が3回出ることになるから、いずれの場合も条件を満たしますね。
この場合は3×3×3=27通りあります。
(い)奇数の目が1回だけの場合
奇数の目が1回、偶数の目が2回出ることになります。
どの奇数の目がであるかで3通りあり、そのそれぞれに対して、その奇数の目が何回目に出るかで3通りあり、そのそれぞれに対して、残り2回の偶数の目が条件を満たす場合が
  3×3−2×2 ←偶数が2回出る場合のうち、2回とも4以外の偶数が出る場合が条件を満たしませんね(一部余事象の利用)。
 =5通り
あるから、この場合は3×3×5=45通りあります。
(あ)、(い)より、求める目の出方は27+45=72通りあります。



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