フェリス女学院中学校22年第3問(解答・解説)

(1)
与えられた条件より、Aの前半の速さ(5とします)と後半の速さ(4となりますね)の平均の速さがBの速さとなります。
壁の半分の面積を5×4=20とすると、Bの速さは
  (20+20)/(20÷5+20÷4) 平均の速さが調和平均(逆数の(相加)平均の逆数)となっていることと調和平均の計算結果が積×2/和となっていることを知っていれば、すぐに5×4×2/(5+4)とすることができます。
 =40/9
となり、Aの前半の速さとBの速さの比は5:40/9=9:8となります。
(2)
 速さの比 Aの前半:Aの後半=5:4
  ↓逆比←「距離」(仕事量)一定
 時間(日数)の比 Aの前半:Aの後半=4:5=C:D
C+D=Hが36日に相当するから、Aの前半の日数は36×C/H=16日となります。
したがって、塗り始めてから24日後の、AとBの塗った面積の比は
  (5×16+4×8):(40/9×24)
 =112:320/3
 =336:320 ←差の16が320を割り切ることに着目すれば、すぐに約比できますね。
 =21:20



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