同志社中学校2025年算数第7問(解答・解説)
(1)
7.5×2=15kmの道のりを4km/時の速さで移動すると、15/4時間=3時間45分かかります。
(2)
坂道を往復する際の平均の速さを求めます。
上り(下り)の道のりの合計をそれぞれ[10]kmとすると、往復にかかった時間が[10]/2+[10]/5=[7]時間だから、平均の速さは[10]×2/[7]=20/7km/時となります。
4km/時と20/7km/時の速さで合計2時間24分+2時間15分=4時間39分で往復することになります。
(1)との差を考えます。
坂道の部分を往復するときに4時間39分ー3時間45分=54分の差が生じています。
速さの比 4km/時:20/7km/時=7:5
↓逆比←道のり一定
時間の比 5:7=D:F
F−D=Aが54分だから、Dは54×D/A=135分=2時間15分となり、平らな道の往復にかかった時間は3時間45分ー2時間15分=1時間半=3/2時間となります。
したがって、平らな道の道のりは
4×3/2×1/2
=3km
となります。
(1)を利用して速さの比を利用して解くと上のようになりますが、(1)を無視して解くと次のようになります。
坂道の平均の速さを求めるところまでは同じです。
4km/時と20/7km/時の速さで合計2時間24分+2時間15分=4時間39分=(4+39/60)時間=93/20時間移動すると、7.5×2=15km進むから、典型的な速さのつるかめ算問題です。
平らな道を往復するのにかかった時間は
(15−20/7×93/20)÷(4−20/7)
=12/7÷8/7
=3/2時間
となります(以下略)。