南山大学2016年理工学部数学第1問(2)(解答・解説)


この問題は「455円の商品と273円の商品をそれぞれ何個か買ったところ、代金が2821円となりました。それぞれ何個買いましたか」という問題(いもづる算の問題)と同じことです。
455と273の差は182=2×91で、455は奇数だから、455と273の公約数の候補は、91の約数となります。 ←455と273をともに割り切る整数が2つの整数の差を割り切るのは当然のことですね。
455も273も91で割り切れることがすぐにわかるので、455と273の最大公約数は91となります。
455x+273y=2821の両辺を91で割ると
 5x+3y=31
となります。
xは1以上31/5=6.・・・以下の整数だから、1から順に調べていきます。 上限チェック・下限チェック!
 5+3=31
  2  7
  ↓+3↓−5
  5  2
したがって、(x,y)=(2,7)、(5,2)となります。
ホームページには、同種の問題(神戸女学院中学部2009年算数第2問武蔵中学校2009年算数第3問など)を取り上げているので、ぜひ解いてみましょう。



中学受験・算数の森TOPページへ