麻布中学校2025年算数第3問(解答・解説)


メインの(3)の問題を解くためにはどうすればよいかということをまず考えます。
兄と弟が二人合わせて1周(1020m)するごとに二人はすれ違うことになり、兄はちょうど5周しているから、弟が何周するか考えればいいですね。
そのための誘導が(1)と(2)になっています。
そこで、兄が1周する際に弟がどれだけ進むか考えることになりますが、面倒な計算を避けるため、比を利用します。
弟の速さを2とすると、兄の1周目、2周目、・・・、5周目の速さはそれぞれ5、4、3、2、1となり、同一時間に進む距離の比は速さの比と一致しますね。
弟が進む距離はそれぞれ以下のようになります。
 1周目・・・1020×2/5=408m・・・(1)の答え
 2周目・・・1020×2/4=510m
 3周目・・・1020×2/3=680m
 4周目・・・1020×2/2=1020m(ちょうど1周)
 5周目・・・1020×2/1=2040m(ちょうど2周)
(2)の答えは408+510=918mとなります。
918+680は1.・・・周だから、弟は4.・・・周したことになります。 ←具体的に計算する必要はありません。
結局、二人合わせて9.・・・周しているから、(3)の答えは9回となります。



中学受験・算数の森TOPページへ