愛光中学校2025年算数第3問(解答・解説)

(1)
水槽いっぱいの水の量を[105]とし、A、B、C1台の1分あたりの排水量をそれぞれ単にA、B、Cとします。
与えられた条件から、
 A×2+B+C×2=[105]/35=[3]
 A+B×2+C=[105]/52.5=[2]
となります。
2つの式の和を考え、それを2/3倍すると、
 A×2+B×2+C×2=[10/3]
となるから、6台をすべて使うと、
  [105]÷[10/3]
 =105×3/10
 =31.5分
 =31分30秒
かかります。
(2)
記述が面倒なので、B+C=Dと表記します。
A×2+D×2なら、31.5−21=10.5分かかる仕事がA×2+Dなら、10.5+3.5=14分かかるから、
  時間の比 (A×2+D×2):(A×2+D)=10.5:14=3:4
   ↓逆比←仕事量一定
  速さ(仕事量)の比 (A×2+D×2):(A×2+D)=4:3=C:B
となります。
D=C−B=@となるから、A=(B−@)/2=@となり、これは6台すべてを使った場合の速さの@/C=1/4となります。
したがって、A1台でくみ出したときは、6台すべてを使ってくみ出した時間の4倍かかることになり、求める時間は31.5×4=126分となります。



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