東海中学校2009年算数第9問(解答・解説)

(1)
図のように補助線を引きます。 「方眼紙」で求める!
東海中学校2009年算数第9問(解答・解説)の図1

大の正方形は小の正方形9個分で、大の正方形の4つの角にある直角三角形2つが小の正方形2個分だから、中の正方形は、小の正方形
  9−2×2 ←中の正方形の4つの角にある直角三角形2つが小の正方形2個分であることに着目して、2×2+1としてもよいでしょう。
 =5個分
となります。
したがって、中小2つの正方形の面積比は5:1となります。
(2)
直角三角形が複数あるので、角度に記号(〇、×、直角記号)をつけると、図の水色の直角三角形と黄色の直角三角形は相似であることがわかります。
いずれの直角三角形も辺の比は中:小=9:4.5=2:1となります。
東海中学校2009年算数第9問(解答・解説)の図2

問題文の(1)を利用するため、(1)の図にかきたして(2)の図を作り出すと、上の右の図のようになります。
結局、斜線部の面積は、大の正方形の一辺の長さが9cmのときの中の正方形の面積の半分となるから、
  9×9×5/9×1/2
 =45/2cm2
となります。
なお、斜めの正方形(直角二等辺三角形)が登場する問題で、水平な正方形をの中にぴったりはめ込んで考える解法は、算数オリンピックの問題や最難関中学校の入試問題でよく利用できるものなので、(1)のヒントがなくても、一辺が9×3/2cmの正方形を作り出して、9×3/2×9×3/2×(3×3−2×2)/(3×3)×(2×2)/(3×3)×1/2とすぐにできないといけません。



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