筑波大学附属駒場中学校2014年算数第1問(解答・解説)


一の位は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、0の10個の数の繰り返しです。
十の位は、1、3、5、7、9の5個の数の繰り返しです。
百の位は、1、4、7、0、3、6、9、2、5、8の10個の数の繰り返しです。
千の位は、1、5、9、3、7の5個の数の繰り返しです。
万の位は、1、6の2個の数の繰り返しです。
十万の位は、1、7、3、9、5の5個の数の繰り返しです。
(1)
(ア)
100は5でも10でも割り切れるから、100番目の数は、各位の繰り返しの最後の数を並べたもの、つまり7890となります。
(イ)
10個ごとに元に戻るので、1番目から10番目までの10個の数だけ調べます。
6の倍数であるためには2の倍数でなければいけないので、偶数番目だけ書き出して3で割り切れるかどうか調べます。
 5432× 3の倍数判定法(3の倍数=各位の和が3の倍数)を利用しました(以下同じ)。
 3074×
 1616×
 9258〇
 7890〇
1番目から100番目までの数のうち、6の倍数は全部で
  2×100/10
 =20個
あります。
(2)
(ア)
10個ごとに元に戻るので、1番目から10番目までの10個の数だけ調べます。
一の位から十万の位までの各位の数字「1」は全部で
  1+1×2+1+1×2+1×5+1×2
 =13個
あります。
  2014÷10
 =201・・・4
だから、1番目から2014番目までの数の各桁に、数字「1」は全部で
  13×201+1+1+1+1+1×2+1 ←半端の4個の中に、万の位だけ数字「1」が2個あり、それ以外の各位には1個ずつありますね。
 =2620個
あります。
(イ)
(ア)と同様に、1番目から10番目までの10個の数だけ調べます。
8の倍数であるためには2の倍数でなければいけないので、偶数番目だけ書き出して8で割り切れるかどうか調べます。
(1)の(イ)で書き出したものの下3桁を利用します。
 432〇 8の倍数判定法(8の倍数=下3桁(000も含みます)が8の倍数)を利用しました(以下同じ)。
 074×
 616〇
 258×
 890×
したがって、1番目から2014番目までの数のうち、8の倍数は
  2×201+1 ←半端の4個の中に、1個(下3桁が432のもの)だけ8の倍数がありますね。
 =403個
あります。



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