東大寺学園中学校1995年算数第3問(解答・解説)

(1)
まず、和が3となる3個の整数の組合せを選び出し、次に、並べ替えます。 まず選び出し、次に並べ替えるのは場合の数の基本ですね。
 0、0、3→300
 0、1、2→210、201、120、102
 1、1、1→111
したがって、答えは300、210、201、120、102、111となります。
(2)
3桁の整数のうち、各位の数に少なくとも1個0があるものの個数を求めればいいですね。
各位の数に0がないものを数えるのは楽なので、全体からそれを取り除くという方針で解きます。
3桁の整数は
  999−99 ←3桁以下の整数の個数から、2桁以下の整数の個数を引いて求めました。百の位が1から9の9通りあり、そのそれぞれに対して、十の位の数と一の位の数が0から9の10通りあることから、9×10×10としてもよいでしょう。
 =900個
あり、そのうち、各位の数に0がないものが
  9×9×9
 =729個
あるから、求める個数は
  900−729
 =171個
となります。
(3)
48の約数をペアにして書き出すと次のようになります。
  1  2  3  4 6
 48 24 16 12 8
( )は1+0+0=1以上、9+9+9=27以下ですね。 上限チェック・下限チェック!
また、各位の数の和が4以下の場合、積は2×2×1=4以下となり、明らかに条件を満たしません。
結局、( )=6、8、12、16、24の場合を調べればいいですね。
(あ)( )=6、[ ]=8の場合
[ ]=8となるときの各位の数の組合せは(1,1,8)、(1,2,4)、(2,2,2)のいずれかですが、222だけが条件を満たします。 ←和よりも積のほうが組合せが少なくなるので、まず、積のほうに注目しました(以下同じ)。
(い)( )=8、[ ]=6の場合
[ ]=6となるときの各位の数の組合せは(1,1,6)、(1,2,3)のいずれかですが、116、161、611が条件を満たします。
(う)( )=12、[ ]=4の場合
[ ]=4となるときの各位の数の組合せは(1,1,4)、(1,2,2)のいずれかですが、条件を満たすものはありません。
(え)( )=16、[ ]=3の場合
[ ]=3となるときの各位の数の組合せは(1,1,3)だけですが、条件を満たすものはありません。
(お)( )=24、[ ]=2の場合
[ ]=2となるときの各位の数の組合せは(1,1,2)だけですが、条件を満たすものはありません。
(あ)〜(お)より、答えは222、116、161、611となります。



中学受験・算数の森TOPページへ