洛南高校附属中学校2022年算数第7問(解答・解説)

(略解)
(1)(ア)
三角錐OABCの体積は3×3×1/2×6×1/3=9cm3となります。
(イ)
「折り紙」に関する面積比に関する知識を利用すれば、三角形ABCの面積が6×6×3/8=27/2cm3となることはほんの数秒でわかりますね。
(2)(ア)
条件を満たすためには、切り口を含む平面が点対称図形である立方体の中心(Gとします)を通らないといけません。
3点A、O、Dを含む面を抜き出した図を利用して解くこともできますが、ここでは図をかかずに解きます。
点Aは面ABCにおいて、立方体の高さ分下に移動すると、OD方向にODの長さの1/4進むから、点AよりOD方向にODの長さの1/2進んだところにある点Gは面ABCと平行な面(問題の切り口)において、立方体の高さの半分下に移動すると、OD方向にODの長さの1/4×1/2=1/8進みます。
したがって、(OEの長さ):(OFの長さ)=1/4:(1/2+1/8)=2:5となります。
(イ)
底面の正方形の対角線のうちBCと平行なものに着目し、平行線と面積比(「上底+下底」の比)を利用します。
(2)(ア)より、三角形の面積:切り口(点対称な六角形)の面積=(0+4):(6+8)×1/2×2=2:7より、切り口の面積は、三角形の面積の7/2倍となります。
(1)の(イ)と合わせて考えると、切り口の面積が求められます。



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