慶應義塾普通部2006年算数第5問(解答・解説)


2番目に小さい数を○とすると、4つの整数の和は
  ○−1+○+○+1+○+2
 =○×4+2
となります。
このことから4つの整数の和は4で割ると2余る数であることがわかります。
このことと4つの整数の和が7で割ると3余る数であることを利用します。
7で割ると3余る数を書き出すと、 ←余りも不足も共通でないので、書き出します。
  3、10、・・・
10は4で割ると2余る数ですね。
結局、4で割ると2余り、7で割ると3余る数の最小のものは10で、以後、28(4と7の最小公倍数)ごとに現れます。
それを書き出すと、
  10、38、66、・・・
となります。
4つの整数の和は
  10+11+12+13 ←下限チェック!この問題では、上限チェックは不要ですね。
 =46以上
となるから、答えは66となります。 ←4つの整数は、15、16、17、18となります。
倍数と余りについての問題は、本問以外に、余り共通、不足共通のものがあります。
下の問題をぜひ解いてみましょう。
 余り共通〜神戸女学院中学部2015年算数第1問
 不足共通〜神戸女学院中学部1995年算数1日目第1問




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