久留米大学附設中学校2018年算数第3問(解答・解説)


(1)
連続する2整数であるAとA+1のいずれか一方は偶数だから。
(2)
与えられた条件より、
 A×(A+1)×3×4=2520
 A×(A+1)=210
連続2整数の積だから、平方数で見当をつけます。
14×14=196、15×15=225で、積が5の倍数であることから、、A=14であることがすぐにわかりますね。
(3)
6=2×3で、(1)より、AとA+1のいずれかが3の倍数となるものを数えることになります。
10以上25以下の3の倍数は12、15、18、21、24で、それぞれの3の倍数がAとなるか、A+1となるかの2通りが考えられるので、<A>が6の倍数であるものは全部で5×2=10個あります。
(4)
約数6を持つ<A>は6の倍数だから、(3)のものをチェックすることになります。
6の倍数の約数には、6の約数1、2、3、6が必ず含まれます。
5番目に小さい約数が6となるということは、6より小さい約数4と5のどちらか一方だけが含まれることになります。
(あ)約数4が含まれる場合
<A>は12(6と4の最小公倍数)の倍数であるが、5の倍数ではないものとなります。
この場合のAとして考えられるものは11、12、23となります。
(い)約数5が含まれる場合
<A>は30(6と5の最小公倍数)の倍数であるが、4の倍数でないものとなります。
この場合のAとして考えられるものは14となります。
(あ)、(い)より、答えは<11>、<12>、<14>、<23>となります。



中学受験・算数の森TOPページへ